宮古織物事業協同組合ブログ

今回、初の試みで宮古島市役所のロビーにて展示会を
開催しましたところ、大好評でした。

宮古上布に携わる個人の工房＆宮古織物事業協同組合の心を込めた
製品を市民の皆様や観光、お仕事で宮古島を訪れた方が気軽に手に
取り味わって下さいました。

宮古上布の反物取引価格は様々ですが、数百万円で取引される物も
あります。その為、敷居が高いと感じる方もたくさんいらっしゃる
と思います。

なぜ、そのような価格になるのか・・伝統工芸品で無形文化財指定
だから！？それだけではないと言うことを、宮古上布が織りあがる
までの工程をパネルで紹介しました。

宮古島市民も宮古上布の工程については部分的な知識しかなかった
と思います。昔、おばぁ達がブーンム（糸績み）してたり、機織り
してたりを部分的に見てきた方がほとんどだと思います。

それぞれの工程（詳細はＨＰ参照してね）
の完成度が最後までリレーされた時に最高の宮古上布になるのです。

リレーされるのは技術だけでなく、その工程に携わる人の思いも
リレーされるでしょう。みんなの想いが最後の宮古上布に向いて
いなければ最高の品質は保てないでしょう。

そんな事も少しは伝わったでしょうか？

今回の展示会では、宮古上布を身近に感じて頂けるように、
かりゆしウェアや財布や名刺入れ、お手玉に巾着、バッグ、帽子、
携帯ケース、携帯ストラップ、コサージュ、ふくろうの置物など
新しい製品にも挑戦していることを見て頂きました。






ロビー展に来て頂いた全ての方に感謝申し上げます。
また、ロビーを提供して頂きました行政に感謝申し上げます。

次は、６月２６日（土）～２７日(日）中央公民館の文化祭に
参加しますのでお越し下さい。

文化祭は、織体験、染め体験をして頂けます。
また熟練の織子による織の実演もします。